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まのめのロイン
第3章 仕返し
自転車置き場まで行く間も、しののんは何かと私のことを気遣ってくれた。
しののんは私の友達。
本当の友達ってこういう人のことを言うんだ。
「ねえ、礼美奈ちゃんのこと好きぃ?」
「え……?」
「良い子だよね、礼美奈ちゃん! ちゃう?」
「ああ……そうだね。良い子だよね」
「私、礼美奈ちゃんのこと、好きになってもいいかな……」
「え……」
「やーちゃんみたいに、好きになってもいい?」
私みたいに……。
「うん……やーちゃんに、したみたいに」