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まのめのロイン
第4章 扉

 でも、そこには蜘蛛はいなかった。

 なんとか木の根をのぼって降りてしてみると、ポッカリと開けた場所に出た。


 そこには見上げるばかりの巨大な扉がひとつ。


 扉だけ。

 こんなの扉の意味ないじゃん。

 だって、ぐるっと回って裏に回れば……


「ハハハ……扉は回り込むものではないぜ、キミ」

 声がした。


 誰!?

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