この作品は18歳未満閲覧禁止です
まのめのロイン
第6章 死
「何故だと尋ねている……」
ほら、ロインがイラついてるよん。
いいのかい、ボクちゃんたち。
放っとくとタイヘンな事になりますよ。
イラついている時のロインは瞬きの回数でわかる。
そして、そういうとき、奴は常に辺りを見回す。
礼美奈の部屋だろう。ここは。
優子の部屋と似たり寄ったり。
だが、物は少ないほうかな。
本棚もあるが、為になる本が多いようだ。
アホみたいな文庫本ばかりの
余計なこと言わないで!
あー、しまった。
居たんだったな、本人。