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第9章 【新】先生、早く縛って

時間は結構あったはずなんです。７月末に旧・先生の連載が終わり、コンテストに挑戦したいという思いが強かった私は何がいいかなぁと考えました。ちなみに昨年は自分的に大好きな「心をあげる」と、新しい作品だった「嘘でもいいから」をエントリーしてみました。

でも本当にしてみた、っていう感じで……
そもそもプロットも考えずに書いていた作品だし、内容は両方好きなんですが、全く思うように書けていなくて力不足なのは明らかでした。そんな状態なのに、自分の大切な作品をエントリー〝してみちゃって〟後悔もしました。今回みたいにちゃんと書き直すっていう方法もあったのに。

今年はそんな後悔したくない！
そんな思いで、まずはどの作品で挑戦しようかな～と考え始めました。

書きたいなぁと思っていたいくつかのお話。頭の中の妄想の種。そして、後半に行くにつれて焦って、不完全燃焼のまま完結させた感のある「先生、早く縛って」……

できたら新作で挑みたい。でも考えて……そして信頼できる作家さんに相談したりもしながら、完結したばかりの作品だけど「先生」をリライトするという挑戦をすることに決めました。