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◇afterword◇あとがき集
第9章 【新】先生、早く縛って
リライトって、元のお話があるから楽だとも言えるんですが……なかなか頭を切り離して考えるのが難しくて、思った以上に難しい作業だと実感しました。ただの推敲ではなくて、お話全体を組み立て直すのには分析する力が必要になると思うんですが……それが私はとっても苦手><
旧作の読者の方から、何で今さらリライトしちゃうんですか? と仰っていただいたりもして、それは旧作を気に入っていただけていたということだからとてもありがたいなと思ったんですが……それでもやってみたくて、取り組みを始めました。(新バージョン完結後に、良くなった! と同じ方に言って頂けて本当にうれしかったです。ありがとうございました!)
そして8月からプロットを練り始めて……プロット完成までに3ヶ月!
ほぼ毎日やっての3ヶ月なので、どれだけ贅沢なプロットなんだという話なんですが……それだけ私が不器用なんだと思います。何しろプロットをきちんと書いたのは今回が初めてでした。
新しいお話と旧作の大きな違いは、〝先生の過去編〟です。なぜ過去編が生まれたかというと、ある方に結衣の心情は描けているけど、先生のことが全く分からない、理解ができない……というご意見をいただけたからです。
そのご指摘は本当に鋭くて……私自身が先生の心情に寄り添わずに、結衣目線だけでの物語を作っていたことに気付いたんです。先生は何を考え、何を導き、どう成長したのかーー?