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夫婦凌辱
第8章 最終幕:意外な真相
それから一週間後。間嶋一家はいつもの暮らしに戻っていた。夫があの後、どんな取引をしたのか、順子は知らないが、一家はそろって解放された。だが、真鍋達に捕まっていたときの事はタブーになっていた。
「行ってらっしゃい、あなた」
順子は何時もの良妻賢母の貌をみせ、高校教師として働く誠を見送る。締まる玄関のドアを見つめ続けながら順子は思案する。彼と、真鍋達のトラブルの経緯を問い質すべきか、否かを。

(まだ、早いわ。夫婦ともどもあれだけの辱めを受けたんだもの)
順子自身も捕えられ嬲りつくされた屈辱的体験を忘れることはできないだろう。だが、虜の身となり、夫の前で背徳的な仕打ちを受け続けることに甘美な感情を抱いたことも事実だった。だが、その感情は心の奥底にしまっておくべきことだと言い聞かせ、順子は部屋の掃除にかかる。
掃除機をかける順子は、誠の小さな書斎の机の下に何かの領収書を発見した。
『寝取られ屋』と記されたその領収書には、驚きの内容が記されていた。
『間嶋誠、順子夫妻 拉致・監禁・緊縛・奥様への凌辱プレイ(アナル開発含む)すべての費用込みで38万円』
「この誘拐劇は…誠さんが仕組んだものだったの…?」
順子は、自分がどんなにいたぶられようとも決して屈せず、かつ妻の穢される姿に勃起した夫のペニスを思い出しつつ、愕然となるのであった。【完】
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