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乱交バスツアーのガイドさん
第12章 プロポーズ
Fさんはズボンのポケットから指輪ケースを取り出しました。

「エマニエルさんに逢えたら渡そうと思っていた指輪なんだけど・・・」

「渡さないんですか?」
私はFさんに尋ねます。

「僕のことなんか・・・ぜんぜん眼中に無いみたいだから・・・」

「でも・・・指輪を渡しちゃってください! 私・・・Fさんを応援します!」

「そ・・・そうなの?」

「エマニエルさんのような勢いのある女性には、Fさんのような落ち着いた男性が似合うって思うんです」

「そう言ってもらえると、嬉しいんだけど・・・」

「ファイトです! エマニエルさんは今・・・自分の部屋で休んでいるはずですよ」
私はそう言って微笑み・・・自分の部屋に戻りました。

Fさんとエマニエルさんが幸せになることを祈りつつ・・・。
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