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第16章 エピローグ

大雨の中の『ドキドキ温泉旅行１泊２日』から、２年が経ちました。

私は大日本旅行社でバスツアーの添乗員を続けています。


「本日は『夫婦でスワッピング温泉旅行１泊２日』にご参加いただき、ありがとうごさいます」

私は観光バスの最前列シートから立ち上がり、客席に向かってアナウンスをします。


「いいぞ！　千夏ちゃん！」　「この旅行も楽しみね！」
前の方の座席に座った夫婦が、雰囲気を盛り上げてくれます。

２年前の『ドキドキ温泉旅行１泊２日』に参加していたＦさんとエマニエルさん･･･
今回は夫婦としての参加です。