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第1章 自己紹介で○○○見せ

観光バスは朝の高速道路を走っています。

私は最前列の席でマイクを持って、マニュアル通りのアナウンスをします。

「皆さま･･･本日は大日本旅行社が主催する『ドキドキ温泉１泊２日』にご参加いただき、ありがとうございます。
このツアーではエロ〜い企画がおっぱい･･･いや･･･いっぱい準備されていますので、皆さん楽しんでくださいね」

あ〜恥ずかしかった。

なんでこんな恥ずかしいアナウンスを読み上げなきゃいけないのよ･･･。


パチパチパチ

客席からまばらな拍手が聞こえます。


盛り上がってない･･･

参加者の皆さんの反応が悪いことは、添乗員になったばかりの私でも分かります。

男性が１０名、女性が２名･･･男女比が偏りすぎています。