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夢想姫の逃避録
第10章 崩れ去る幸せな日々
日が傾き始めた頃、カレーが完成した。
あとはカレーをよそって、バルコニーに持っていけば完成!
「緋奈ー!テーブルと椅子のセッティングできたよ!」
「本当⁉︎ こっちもカレー完成したよ♪」
「お?持って行こうか?」
「いや!緋奈が運ぶからいいよ!ありがとう♪」
「秘密の事してたから?まあいいや。気をつけてな!」
「ありがとう!」
サラダに盛り付けをしていると、ユウガが思い出したように部屋に戻っていった。
なんだろう?なんか怪しいぞ……?
でもユウガもサプライズするのかな?って前向きに考えて、部屋を覗くのはやめる事にした。
緋奈のサプライズも見ないでいてくれたしね。
カレーを2人分バルコニーへ運んでいった。
熱いから気をつけなきゃな……
そう思いながらバルコニーへ向かった。
思わず背筋が凍りついた。
見た事のある人がそこにはいた。
いや、一生見たくない、会いたくない人がいた。
……………なんで…いるの?
「緋奈!やっと見つけた!心配したのよ‼」
「ほら何やってんだ帰るぞ‼‼‼‼‼」
親だった。
その隣にはお坊さんらしき人がいた。
随分、お歳を召した仙人みたいなお坊さんだった。
そう思っているのも束の間、父親がカレーを持って立ち尽くす緋奈の腕を強引に引っ張って連れ去ろうとした。
「いやあああああああ‼‼‼‼‼‼‼‼‼」
ガシャアアアアアアアアン‼‼‼‼‼‼‼
あとはカレーをよそって、バルコニーに持っていけば完成!
「緋奈ー!テーブルと椅子のセッティングできたよ!」
「本当⁉︎ こっちもカレー完成したよ♪」
「お?持って行こうか?」
「いや!緋奈が運ぶからいいよ!ありがとう♪」
「秘密の事してたから?まあいいや。気をつけてな!」
「ありがとう!」
サラダに盛り付けをしていると、ユウガが思い出したように部屋に戻っていった。
なんだろう?なんか怪しいぞ……?
でもユウガもサプライズするのかな?って前向きに考えて、部屋を覗くのはやめる事にした。
緋奈のサプライズも見ないでいてくれたしね。
カレーを2人分バルコニーへ運んでいった。
熱いから気をつけなきゃな……
そう思いながらバルコニーへ向かった。
思わず背筋が凍りついた。
見た事のある人がそこにはいた。
いや、一生見たくない、会いたくない人がいた。
……………なんで…いるの?
「緋奈!やっと見つけた!心配したのよ‼」
「ほら何やってんだ帰るぞ‼‼‼‼‼」
親だった。
その隣にはお坊さんらしき人がいた。
随分、お歳を召した仙人みたいなお坊さんだった。
そう思っているのも束の間、父親がカレーを持って立ち尽くす緋奈の腕を強引に引っ張って連れ去ろうとした。
「いやあああああああ‼‼‼‼‼‼‼‼‼」
ガシャアアアアアアアアン‼‼‼‼‼‼‼