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夢想姫の逃避録
第4章 乱れ咲き
外はいつの間にか暗くなっていた。
あまりにも早く時間が進むものだから、聞いてしまった。
「もう夜なの……?早くない……?」
「ここの世界は自在に時間を早めたり、遅めたりする事が出来るんだ。でもさすがに極端に動かすのは俺の力でも出来ないし、時間も止める事も出来ないんだけどね。俺は早く緋奈と続きがしたいから日が沈むくらいの時間帯にまで進めた。緋奈も暗いほうが良いって言うしね!」
嗚呼そうだ。明るいの嫌だって言ったんだ。
でもまさかこんな事できるなんて知らなかった……。
少し動揺した。
しばらくして平屋の家が見えると、勝手に玄関の扉が開いた。
凄い……魔法だ……。
緋奈はお姫様抱っこされながら冷静にそう思った。
そのまま家の中に入ると今度は勝手に閉まった。
ユウガはそれを当たり前かのようのスルーしている。
あっちの世界では考えられない出来事だった。
「綺麗にした方が気持ち良いかな。お風呂一緒に入ろ?」
緋奈を床に降ろすと、そうニコッとされた。
その瞬間緋奈は俯いた。
ユウガは緋奈の曇った表情を見て慌てて謝った。
「どうした?俺と入るの嫌だった!? そしたらごめん!! デリカシー無くて……その……」
「ち、違うの!! 大丈夫……一緒に入ろ……?大丈夫だから……」
慌てるユウガにそう言うものの、緋奈は不安が拭いきれなかった。
誰かとお風呂に……しかも男の人と一緒に入るなんて恥ずかしい気持ちはもちろんある。
でも、それより不安な事があった。
あまりにも早く時間が進むものだから、聞いてしまった。
「もう夜なの……?早くない……?」
「ここの世界は自在に時間を早めたり、遅めたりする事が出来るんだ。でもさすがに極端に動かすのは俺の力でも出来ないし、時間も止める事も出来ないんだけどね。俺は早く緋奈と続きがしたいから日が沈むくらいの時間帯にまで進めた。緋奈も暗いほうが良いって言うしね!」
嗚呼そうだ。明るいの嫌だって言ったんだ。
でもまさかこんな事できるなんて知らなかった……。
少し動揺した。
しばらくして平屋の家が見えると、勝手に玄関の扉が開いた。
凄い……魔法だ……。
緋奈はお姫様抱っこされながら冷静にそう思った。
そのまま家の中に入ると今度は勝手に閉まった。
ユウガはそれを当たり前かのようのスルーしている。
あっちの世界では考えられない出来事だった。
「綺麗にした方が気持ち良いかな。お風呂一緒に入ろ?」
緋奈を床に降ろすと、そうニコッとされた。
その瞬間緋奈は俯いた。
ユウガは緋奈の曇った表情を見て慌てて謝った。
「どうした?俺と入るの嫌だった!? そしたらごめん!! デリカシー無くて……その……」
「ち、違うの!! 大丈夫……一緒に入ろ……?大丈夫だから……」
慌てるユウガにそう言うものの、緋奈は不安が拭いきれなかった。
誰かとお風呂に……しかも男の人と一緒に入るなんて恥ずかしい気持ちはもちろんある。
でも、それより不安な事があった。