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緊縛
第24章 緊縛24
 もうこれが、私の限界だ。

 これ以上は絶対に嫌だ。

 店長はタオルを手提げ袋から二枚ほど取り出すと、一枚を私のくちの中に、無理やり押し込んだ。

「心配しなくてもタオルは浅く押し込んだだけだ。美咲の声は、ちゃんと聞こえるよ」

 どうしてこんなことするの。

 もう嫌だと言っているのに、店長はなにがしたいの。

 セックスをして終われば、それでいいじゃない。

 なぜ、こんな仕打ちをうけなくちゃいけないの。

 私は顔を背け、あまりの恥ずかしさに顔を歪めるばかりだ。

 あまりの恥ずかしさに、どうしていいのか、わからない。

 それ以上に、店長が怖い。

 店長は恥らう私を見下ろすように立ち上がると煙草に火をつけた。

 いやらしい眼つきで、私のあらわもない姿をじっと見ている。

「これからのことに、ぞくぞくするよ」

 ゆっくりと煙草を吸い終えると、店長は、私の茂みを撫で上げた。

「美咲にはいらないね。ないほうが、美咲らしくていい。そのほうが、誰もが悦ぶよ」

 くっと、くちびるを私は噛みしめた。

 どんな恥ずかしいことを言われても、本気になって言い返せば、店長は悦ぶだけだ。

 黙って顔を背けていると、店長は、手提げ袋から、シェービングフォームを取り出した。

 私は店長が手にした物に声がだせない。

「野外だからと言って、なにもできないわけじゃないよ。本当なら、室内に連れ去って、もっと可愛がりたいほどだ」

「やめて」

 店長は茂みをもう一度撫で上げると、シェービングフォームの冷たさに、私は身体を震わせた。

「大人しくしてないと危ないよ。それだけ縛られていたら動けないだろうけどね」

 眉を剃るようなカミソリに私は息を飲んだ。てっきり男性用の髭剃りで剃られるのかと思っていた。

 これ以上ないほどの羞恥を私は噛みしめる。

 手馴れた店長の手が、カミソリを持つと、流れるようにすべりだしたカミソリが茂みを剃り落としていく。

 あまりの切れ味に怖くなるほどだ。カミソリが触れたと思ったら、茂みが、驚く速さで剃られていった。

 抵抗もなにもできない。

 店長は茂みを剃り上げると、男性用の髭剃りで、しっかりと私の茂みを剃り落としてしまった。
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