この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第45章 波乱のミュージックスタイル

美名も西野の曲を良く聴いていたし、歌の練習も西野の曲でやっていた。
綾波の事で頭が一杯で出演者が誰か全く記憶していなかった為、大いに狼狽えてしまい言葉が口から出てこないまま固まってしまう。
「うっわ――ホンモノだ!すっげ――!」
動物園でライオンを見た子供の如く騒ぐ真理の袖を由清が引っ張る。
「真理!失礼だよ」
志村がずいっと美名の横に並び包む様な笑顔になり頭を下げた。
「私どもの方からご挨拶にお伺いしなくてはならないのに、西野さん自ら来ていただいて……ありがとうございます……」
「とんでもないです!YouTubeでprinces&junkyを見てファンになってしまって……
だから誰よりも早くもご挨拶させていただきたくて……」
西野は大きな目をクリンとさせて魅力的に笑った 。

