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eyes to me~ 私を見て
第46章 波乱のミュージックスタイル②
「すまん……緊張と武者震いで」
「その元気は本番に取って置いてもらえないか・し・ら―――!?」
志村は笑顔で真理にジリジリ近付くと、頬を掴み引き寄せて唇に熱烈なキスをした。
側で見ていた由清は恐怖に唇をわななかせ、真理は、やがてカクンと身体の力が抜けて気を失った。
「真理くんっ!」
「大丈夫よ!大人しくなって丁度いいわ。楽屋に寝かせて来るわね……
リハの順番まで多分まだかかるから、時間を見て起こしましょうね」
志村は軽々と真理を抱き上げて楽屋の方へと歩いていく。