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eyes to me~ 私を見て
第47章  波乱のミュージックスタイル③



 志村は真理の頭を掴んだまま、美名を見た。
 美名はノート程の大きさのホワイトボードにペンで

「 最高のパフォーマンスをします!」
 と書いて見せた。
 志村はその強い決意を秘めた瞳を見て、今は何の激励の言葉をかけるより、ただ黙って笑顔で見守る事が一番大事だ、と思った。
 真理を離すと、志村は美名を包み込む様に抱きしめる。
 いきなり放り出された真理はバランスを崩しフラフラして由清の方へ倒れ込んだ。

「うわ――な、何だよ真理――っ」
「お前こそ何だよっその露骨な拒否反応は――!
 人がふらついたらちょ――っと支える位してくれてもいいだろうが!」
「わ――!分かったから離して――」

 ギャアギャア騒ぐ二人をよそに、美名は志村の目を見て力強く頷いた。

(……決めたの。もう……何があっても、負けない……
 私は、剛さんの……とびきりの歌姫に、なるんだから……)



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