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eyes to me~ 私を見て
第48章 鮮烈なデビュー①
CMの間に出演者達は、演奏順に席を移動し始めた。
美名が立ち上がると、真理がすっ頓狂な声を上げて尻に触れてきた。
美名は驚いて振り向く。
「真理!何してんだ!」
「き、君ー!ななな何を羨ましい事をやってんだい!」
「美名たんのお尻が――!アアア――!」
「お、同じバンドだからってそんなセクハラ許されないぞ――!」
「この阿呆――!」
真理は、由清やボンバーダイアモンドのメンバー全員に殴られて悲鳴を上げながら喚いた。
「ひいっ……ち、ちがわあ!スカートが引っ掛かってピンクのリボン付きのレースのパンツが見えたから……隠そうとしたんだ――!」
「――!」
美名は真っ赤になり真理を殴る。
「オウッ……強烈なパンチ……」
「ぴ、ぴんくだって!?」
「れ、レースの!?うお――!」
「お前、しっかり見てんじゃねーか!」
「許せん――!」
よろけた真理は更に髑髏川達に殴られていた。