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eyes to me~ 私を見て
第49章 鮮烈なデビュー②
「志村ちゃ……く、苦しいんだがね」
屈強な肉体の志村に強く抱きしめられてヤモリは目を白黒させる。
「ヤモリさんっ!ありがとうございます――ありがとうございます!」
美名が手を広げて抱き付つこうとすると、ヤモリが
「おっ!大歓迎だよ――!おいでおいでっ」
と言うが、涙で顔をグシャグシャにしながら真理が走り寄ると、志村と共にヤモリを胴上げし始めた。
「ちょ……君達っ!俺は胴上げより女の子にギューして貰ったほうが……ヒエエエ」
「ワッショーイワッショーイ!流石ヤモリさんは芸能界一の司会者――!ありがとう――!
ありがとう――!ウワアアア」
志村と真理は涙を流しながらヤモリを胴上げし続けた。