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eyes to me~ 私を見て
第50章 歌姫降臨




「ふっ……」

 綾波はスマホを耳から離すと笑いを溢した。

 ――わざわざまた電話してきて何かと思えば……

「全く……お前にはやられっぱなしだな……」

 目の前に居たら、潰れるほどに抱きしめてしまっただろう。
 愛しさが込み上げて、今すぐにでも側に飛んで行きたいくらいだ。

「剛さん?何か、楽しい事でも思い出した?」

 菊野は、ペコからの差し入れのデリシャスドーナツを袋ごと綾波に渡す。

「……まあな……て、これは!」

 綾波は袋の中身を見て目を輝かせた。

「ふふ……相変わらず甘いものに目がないのね」

 菊野は優しく笑う。

「……久し振りですね……菊野……さん」

 綾波は思い出した様に言うと菊野を見つめた。

「そうね……怪我をしたのは大変だったけど……久し振りに剛さんの顔を見れて嬉しいわ……
美名さんのおかげね」

 菊野のアルトの穏やかな声に、綾波は聞き入り目を閉じる。



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