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eyes to me~ 私を見て
第50章 歌姫降臨

『小さくて 真ん丸な
紅い一粒の cherry
泡立つ PINKに放り投げた
ユラユラ ユラユラ
揺れて
翻弄されて 貴方の瞳の中
揺れて 』
美名は複雑なリードギターのフレーズを楽々と弾きながらポップに可愛らしく歌い上げ、ウインクした。
会場の客達が、出だしのAメロで早くも総立ちとなった。
「揺れてっ♪」
後ろで見ているペコと堺もノリノリで腕を振り上げていた。
「最高じゃないですか――!」
「流石は堺ちゃんの惚れ込んだ歌姫ね――!」
観覧客達やスタッフも皆目を輝かせてプリキーのステージを真っ直ぐに見ていた。

