この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第50章 歌姫降臨

『sure! sure!
power! power!
弾けて飛んで
澄ました唇も
たちまち 夢中になる
もう離れられない
恋するcherry soda』
由清はスネアとシンバルを交互に高速で鳴らしバスドラを唸らせ、真理はステージを縦横無尽に飛び回りながらクライマックスに向かいベースを鳴らす。
美名がギターをかき鳴らしながらの高い長いシャウトをして、ジャンプを決めた瞬間演奏は終わった。
一瞬静寂に包まれた会場が、次の瞬間には轟音の様な歓声と拍手で一杯になった。
「はい、番組終了で――す!」
スタッフの声が飛ぶと、プリキーの三人は手を握りあい跳び跳ねた。
「やった――!」
「スゲーぞ!」
「最高だったな――!」
「美名ちゃ――ん!由清く――ん!真理――!」
志村が両手を広げて走り寄り、美名を抱き上げて三回転する。
「んも――!よかった、本当に良かったわ――!」
「あ、ありがとうございます……志村さんのかげ陰です」
「オッサン!どうだ今日の俺のダンスは?」
よろける美名を、真理が支えた。
「う――ん、八十五点くらいかしらねえ」
「何だよ――満点をくれよ――!」
「由清君はそうねえ、文句なしの花丸よ――!ブッチュウウ」
由清は志村に熱烈なキスをされて目を回した。
power! power!
弾けて飛んで
澄ました唇も
たちまち 夢中になる
もう離れられない
恋するcherry soda』
由清はスネアとシンバルを交互に高速で鳴らしバスドラを唸らせ、真理はステージを縦横無尽に飛び回りながらクライマックスに向かいベースを鳴らす。
美名がギターをかき鳴らしながらの高い長いシャウトをして、ジャンプを決めた瞬間演奏は終わった。
一瞬静寂に包まれた会場が、次の瞬間には轟音の様な歓声と拍手で一杯になった。
「はい、番組終了で――す!」
スタッフの声が飛ぶと、プリキーの三人は手を握りあい跳び跳ねた。
「やった――!」
「スゲーぞ!」
「最高だったな――!」
「美名ちゃ――ん!由清く――ん!真理――!」
志村が両手を広げて走り寄り、美名を抱き上げて三回転する。
「んも――!よかった、本当に良かったわ――!」
「あ、ありがとうございます……志村さんのかげ陰です」
「オッサン!どうだ今日の俺のダンスは?」
よろける美名を、真理が支えた。
「う――ん、八十五点くらいかしらねえ」
「何だよ――満点をくれよ――!」
「由清君はそうねえ、文句なしの花丸よ――!ブッチュウウ」
由清は志村に熱烈なキスをされて目を回した。

