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eyes to me~ 私を見て
第11章 歌姫のlesson
「私、どこかおかしくないですか?」
美名は、バスルームの鏡の前で正面、側面、斜め四十五度、後側の自分の姿を映してチェックする。
綾波が入ってきてその姿が映ると、ドキリとした。
(今日は、眼鏡じゃないんだ……)
綾波は、水色のシャツに濃紺の、ブランドのワンポイントが入ったネクタイの服装がやけに爽やかだ。
少年の様な顔立ちだが、その鋭い目が年齢よりも落ち着きと凄みを醸し出している。
クレッシェンドのボーカルの西本祐樹に似ている――と昨日気付き、本人に言ったら怒られてしまった。
彼に似ている、と言われるのが好きではないらしい。
(格好良いからいいのに……それに私は綾波さんの方が好き……)
そんな事を考えていたら顔がにやけていた。
美名は、バスルームの鏡の前で正面、側面、斜め四十五度、後側の自分の姿を映してチェックする。
綾波が入ってきてその姿が映ると、ドキリとした。
(今日は、眼鏡じゃないんだ……)
綾波は、水色のシャツに濃紺の、ブランドのワンポイントが入ったネクタイの服装がやけに爽やかだ。
少年の様な顔立ちだが、その鋭い目が年齢よりも落ち着きと凄みを醸し出している。
クレッシェンドのボーカルの西本祐樹に似ている――と昨日気付き、本人に言ったら怒られてしまった。
彼に似ている、と言われるのが好きではないらしい。
(格好良いからいいのに……それに私は綾波さんの方が好き……)
そんな事を考えていたら顔がにやけていた。