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eyes to me~ 私を見て
第11章 歌姫のlesson
綾波は、魅惑的に笑うと、ピアノの前に座り蓋を開けた。
しなやかな指が低音から高音まで鍵の上を素早く滑り美しい音を鳴らす。
その音が耳に入ると同時に、美名の全身がときめき、綾波の姿に釘付けになる。
「なんだ、また顔を赤くして」
「えっ……あ、綾波さんが……かっこよくて」
綾波は目を丸くすると、柔らかく笑った。
「全くお前は可愛いというかなんというか……」
「……」
美名は恥ずかしくて下を向いた。
綾波の指が唇に触れる。
「スタジオでなけりゃ、襲ってるところだ」
「え、ええっ?」
綾波は、慌てる美名を面白い物でも見るような顔で見て、再び鍵盤に指を落とした。
美しい和音が奏でられる。
「せっかく時間があるから……何か歌ってみるか?」
しなやかな指が低音から高音まで鍵の上を素早く滑り美しい音を鳴らす。
その音が耳に入ると同時に、美名の全身がときめき、綾波の姿に釘付けになる。
「なんだ、また顔を赤くして」
「えっ……あ、綾波さんが……かっこよくて」
綾波は目を丸くすると、柔らかく笑った。
「全くお前は可愛いというかなんというか……」
「……」
美名は恥ずかしくて下を向いた。
綾波の指が唇に触れる。
「スタジオでなけりゃ、襲ってるところだ」
「え、ええっ?」
綾波は、慌てる美名を面白い物でも見るような顔で見て、再び鍵盤に指を落とした。
美しい和音が奏でられる。
「せっかく時間があるから……何か歌ってみるか?」