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eyes to me~ 私を見て
第53章 暴かれる秘密

「す……すべてを見せあい」
「触れあい……ぶ――っ」
綾波の言葉に耳がダンボになった亮介は目が点になり皿を落とした。
三広はまた鼻血を噴く。
大皿が割れて派手な音を立て、慌てる亮介の頭を志村がグリグリやる。
「ま――ったく!そそっかしい亮介くんね――!
もう大人なんだからいちいち反応して動揺しないのっ!」
「す、すいま……ひいいっ」
ペコは三広を床に寝かせてティッシュを手際良く突っ込む。
「ひっ――あたたたたた」
堺はホウキと塵取りを手に破片を片付けようとするが、指を切ってしまったのか悲鳴を上げた。
「た、大変……!手当てしなくちゃ」
美名が立ち上がると、綾波が救急箱を手に堺の所へ行く。
「俺がやるから……座ってろ」

