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eyes to me~ 私を見て
第53章 暴かれる秘密

「あ―――!綾波くんってば、美名ちゃんが他の男の手当てをするのが嫌なんでしょ?」
志村が亮介を抱えて何故か脇腹を擽りながら冷やかす。
三広の頭を高くして頭を撫でていたペコも同調した。
「ほ――!成程ね――!綾波くんってクールに見えて相当なヤキモチ焼き――!?」
「ひゅー!ラブラブ――ラブラブ――!」
「美名ちゃんこれから大変よ――!ほーっほほ!由清くんもそう思わないっ?」
皿洗いを黙々としていた由清は突然ペコにふられて目を丸くする。
「あ、ああ……そうです……ね」
「ほ――ら!由清くんも綾波くんがスーパーヤキモチ大王って思ってるわよ――!オホホホ」
「えっ?ち、ちょっと……」
「ヤキモチ大王――!綾波はスーパーSのヤキモチ大王――!」
「……いい加減にして下さい……お二人ともまだ酔ってます?」
綾波は堺の指を丁寧に消毒しながら溜め息をつく。

