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eyes to me~ 私を見て
第54章 擦れ違う恋人たち

エレベーターに乗り込み、美名は鏡で自分の姿を色んな角度から映してチェックするが、それを見て笑みを溢す真理を睨む。
「……バカみたい、て思ってる?こんな風に外見を気にして……」
「いやいや、とんでもないっすよ!ガハハ」
「も――!絶対にバカにしてる」
「いや、もう美名は"人に見られる"人間だからな……
気にして当然じゃね?俺だって気にするもーん」
舌を出す真理の顔を美名は覗き込み笑った。
「本当に?」
「あったりめーよ」
美名は真理の爪先から頭の天辺まで見ると、頬を染めて言う。
「真理君は……カッコいいよ」
二人の視線がぶつかったと同時に、真理は美名を引き寄せて唇を重ねていた。
「……バカみたい、て思ってる?こんな風に外見を気にして……」
「いやいや、とんでもないっすよ!ガハハ」
「も――!絶対にバカにしてる」
「いや、もう美名は"人に見られる"人間だからな……
気にして当然じゃね?俺だって気にするもーん」
舌を出す真理の顔を美名は覗き込み笑った。
「本当に?」
「あったりめーよ」
美名は真理の爪先から頭の天辺まで見ると、頬を染めて言う。
「真理君は……カッコいいよ」
二人の視線がぶつかったと同時に、真理は美名を引き寄せて唇を重ねていた。

