この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第54章 擦れ違う恋人たち



「わあ……緊張……」

 音楽番組の生放送とはまた違う緊張を解すために、美名は背筋を伸ばして深呼吸する。

「ひめっ……ぎんぢょっ……じでるなら……おでが……ちゅーの……びどつでもかまじで……やるべ……ぐぼーっ……ウヒャヒャヒャ……
 や、やめど……ばまじろー!ひいっ」

 真理は美名をからかう様な事を言うが、はまじろうにがんじがらめに拘束されたまま脇腹を擽られ悶絶している。

「もうっ!真理くんったら!」

 ドアが開いて、綾波と志村、智也が入ってきた。美名の視線は否が応にも綾波に吸い寄せられる。
 スラリとした手足に眼鏡の奥から覗く鋭い瞳、真っ直ぐに伸びた襟足の長い髪。
 知りたくなかった綾波の過去を知らされて嫌悪を覚えている今も、こうして姿を見るだけで全ての感覚が麻痺してしまう気がする。

(私は……剛さんが好き……
 だけど……)

 見つめていると、綾波が視線に気が付いたのか目を美名に向けた。

「――!」

 思わず顔を逸らしてしまう。



/1955ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ