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eyes to me~ 私を見て
第55章 独りぼっちの歌姫

『……て、冗談だよ美名!な?』
『う……っ』
真理が慌てて取りなすが、美名は泣き出してしまった。
はまじろうがやって来て美名を抱きしめて頭を撫でた。
『は……まじろう……ありがとう……』
はまじろうは、それから美名の気持ちを引き立てようとキレキレダンスを披露したり、バク転をしたりして、しまいには疲れきり満身創痍の状態で智也に引き摺られ帰って行った。
『綾波さんは……いつまで……』
『そうねえ……星の王子ちゃんのマネージャーさんの体調次第ね……』
『……』
『その間、私がまたマネージャー代理をするから大丈夫よ!
……そうだわ!また三人共私のマンションにいらっしゃいよ!
美名ちゃん一人じゃ寂しいだろうし物騒じゃない?』

