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eyes to me~ 私を見て
第55章 独りぼっちの歌姫




『美名さん……美名さん?……急に色々話してしまったけど、大丈夫かしら……?』

 黙り、しゃくり上げ始めた美名を気遣うかの様に菊野が静かに聞いてくる。

「は……はい、あ、ありがとうございました……
 菊野さんと……話せて……本……当に、良かった……です」
『……私も、美名さんに話せて良かったわ。今度、二人で遊びにいらっしゃいね?
待っているわ……
 じゃあ、美名さん、お仕事頑張ってね?剛さんによろしくね……』
「はい……おやすみなさい……」

 電話を終えると、既に一時になろうとしていた。
 美名は綾波がくれたバニッぴーを再び胸に抱き締め、何分間か泣いていた。
 綾波の不在の寂しさを泣き、彼の子供時代の不遇さを想像し、哀れみと怒りに咽び泣いた。





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