この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第55章 独りぼっちの歌姫


 綾波に会いたい、と強く思った。
 今までは、強引に奪われたい、包んで欲しいと望んでいたけれど……
 今確かに胸の中に新たに宿った気持ちを美名は、はっきり気付いていた。

(剛さんに守られるんじゃなくて……
 私が剛さんを……守りたい……愛したい……)
「もう……っ勝手にいじけて何処かへ行っちゃって……
 今度会ったら只じゃおかないんだからっ!」

 バニッぴーの顔をつねって頬を膨らまし愚痴る様に囁くと、また新しい涙が頬に流れた。

「剛さん……お願い……私……から……逃げないで……」

 綾波の幻を抱く様に、強く人形を胸に抱いたまま、美名はいつしか眠りに落ちていた。



/1955ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ