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eyes to me~ 私を見て
第12章 歌姫のlesson②

志村賢一はとてもフレンドリーに優しく接してくれた。
初めてのレッスンでこんな失礼な事をしてしまったのに、笑って話をおしまいにしてくれた。
多分、綾波のおかげなのだろう。
綾波がマネージメントするクレッシェンドの事を、とても気に入っているらしく、しきりにメンバーの話をしたりしていた。
志村はピアノに腰かけて、美名達にも椅子を持ってきて座らせ、美名が今までバイトしながらオーディションを受けたり、路上ライヴをしていた頃の話をニコニコと聞いていた。
「そう、頑張って来たのねえ……女の子がひとりで東京に出てきて夢を追い続ける、て大変な事よ。悪い男に引っ掛かったりしなかった?」
「えっ……と」
美名は、つい綾波を見てしまう。
「何故俺を見る」
そんなふたりを見て、志村は手を叩いて爆笑した。
「そうね!今一番の極悪男に捕まってる最中よねえ~ホホホホ」
初めてのレッスンでこんな失礼な事をしてしまったのに、笑って話をおしまいにしてくれた。
多分、綾波のおかげなのだろう。
綾波がマネージメントするクレッシェンドの事を、とても気に入っているらしく、しきりにメンバーの話をしたりしていた。
志村はピアノに腰かけて、美名達にも椅子を持ってきて座らせ、美名が今までバイトしながらオーディションを受けたり、路上ライヴをしていた頃の話をニコニコと聞いていた。
「そう、頑張って来たのねえ……女の子がひとりで東京に出てきて夢を追い続ける、て大変な事よ。悪い男に引っ掛かったりしなかった?」
「えっ……と」
美名は、つい綾波を見てしまう。
「何故俺を見る」
そんなふたりを見て、志村は手を叩いて爆笑した。
「そうね!今一番の極悪男に捕まってる最中よねえ~ホホホホ」

