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eyes to me~ 私を見て
第12章 歌姫のlesson②
綾波は顔をしかめた。
「酷い言われようですね」
美名は、爆笑する志村と苦虫を噛み潰したような顔の綾波を交互に見て困惑した。
「……ご、極悪なんかじゃないです……とても優しくしてもらって……」
「最初の出会いはどんなだったの?」
志村が目をワクワク輝かせている。
綾波は咳払いした。
「……代々木でライヴをしている時に……怪しい人から助けてくれたんです」
美名は言葉を選んだが、志村はお見通しのようだった。
「まあっ!つまり綾波君が美名ちゃんに一目惚れして他の男に拐われる前に先手必勝で連れ去った訳ね!
それで問答無用とばかりにすべてを奪っちゃった!……て事かしら~?
んもううう!綾波君ったら、爽やかイケメンなのにやることがえげつない!厭らしい!キャアア!」
志村は高い声で捲し立てて赤面し、自分の顔を手で覆った。
美名も恥ずかしくなり下を向いてしまう。
綾波の深い溜め息が聞こえた。
「酷い言われようですね」
美名は、爆笑する志村と苦虫を噛み潰したような顔の綾波を交互に見て困惑した。
「……ご、極悪なんかじゃないです……とても優しくしてもらって……」
「最初の出会いはどんなだったの?」
志村が目をワクワク輝かせている。
綾波は咳払いした。
「……代々木でライヴをしている時に……怪しい人から助けてくれたんです」
美名は言葉を選んだが、志村はお見通しのようだった。
「まあっ!つまり綾波君が美名ちゃんに一目惚れして他の男に拐われる前に先手必勝で連れ去った訳ね!
それで問答無用とばかりにすべてを奪っちゃった!……て事かしら~?
んもううう!綾波君ったら、爽やかイケメンなのにやることがえげつない!厭らしい!キャアア!」
志村は高い声で捲し立てて赤面し、自分の顔を手で覆った。
美名も恥ずかしくなり下を向いてしまう。
綾波の深い溜め息が聞こえた。