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eyes to me~ 私を見て
第56章 さよなら、私の

「も~!こんな所を誰かに写真でも撮られたらどうするのさ!」
由清が笑いながら言って何気なく外を見ると、ガラス一枚隔てたすぐそこで女子高生達がスマホを構えていた。
そのうちの一人と目が合うと、真っ赤になりキャアキャア言いながら走って行ってしまう。
「ちょ……」
由清が慌てて席を立ち追いかけようとすると、志村に止められた。
「――やめときなさい。もう手遅れだわ」
「で、でも……」
美名達は、いつの間にか店の周囲に人だかりが出来て写真を撮られているのに気づき、唖然とする。
志村は運ばれてきたジュースを呑気に啜ると、肩を竦めて苦笑した。
「あらあら……こりゃ、大変な事になっちゃったわね」
由清が笑いながら言って何気なく外を見ると、ガラス一枚隔てたすぐそこで女子高生達がスマホを構えていた。
そのうちの一人と目が合うと、真っ赤になりキャアキャア言いながら走って行ってしまう。
「ちょ……」
由清が慌てて席を立ち追いかけようとすると、志村に止められた。
「――やめときなさい。もう手遅れだわ」
「で、でも……」
美名達は、いつの間にか店の周囲に人だかりが出来て写真を撮られているのに気づき、唖然とする。
志村は運ばれてきたジュースを呑気に啜ると、肩を竦めて苦笑した。
「あらあら……こりゃ、大変な事になっちゃったわね」

