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eyes to me~ 私を見て
第58章 歌姫を見守る獣

「もうっ!あなたはミュージシャンでしょ~!それは系統が違うじゃない!」
「え~ボンバーの奴等とかバラエティとか出まくってるじゃん」
「そりゃあ、あの子達はミュージシャン……ってもちょっとまた違うからねえ」
「何かさ~外でロケやる様な仕事やりて――!オッサン、何か無いのかよ――!温泉レポとかよ――!」
「無茶苦茶言うんじゃないのよっこの子は!」
「ぐへっ」
真理は志村に尻をしばかれて呻いた。
美名はクスクス笑って見ていたが、ふとはまじろうに声を掛ける。
「はまじろうもお疲れ様!……ねえ、暑いでしょう?着ぐるみ脱ぐ?」
美名が頭に触れようとすると、はまじろうは忍者の如く素早く身をかわした。

