この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第58章 歌姫を見守る獣


 美名は頬を膨らませて、首を傾げてはまじろうに近付く。

「え~……もう二週間一緒にお仕事してるのに……もう少し打ち解けてくれてもいいんじゃない?」
「はいどうぞ」

 由清がペットボトルの水を渡すと、はまじろうはピョコンと頭を下げて黄色い手で受け取った。
 由清は美名に小声で耳打ちする。

「ほら、水を飲む為に背中のチャックを開ける筈だよ……」
「あっ!そっか!」
「何だよ何だよ!二人で何をナイショ話してんだ?」

 真理もやって来るが、由清にギロッと睨まれ「静かに!」と釘を刺される。

「ひいっ……怖いっ」
「真理くん、気にならない?はまじろうの中の人」

 美名が小声で話すと、真理も頷いた。

「あ~そういやそうだよな……あの敏捷性と驚異の体力な~」

 三人ははまじろうがどうするのか、息を潜めて見ていた。
 すると、スタッフに呼ばれて向こうに跳ねながら行ってしまう。皆は肩を落とした。

「あ――!いい考えだと思ったんだけどな~」

 由清が悔しそうに舌打ちする。


/1955ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ