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eyes to me~ 私を見て
第61章 プリキー大作戦

「うわあ……久し振りすぎる……何、話そう……」
メールでは学校での事や桃子の好きなアニメの事、美名の事が主な話題だった。でも、実際に会話が出来るとなると何から言い出せば良いのか。
会うのが楽しみでもあり、怖くもあった。
会話が途切れた時どうしたら良いのか分からない。
水鳥が大きな声を立てて一斉に飛び立った時、池の前のベンチに座って居た桃子の側に、白い帽子を被った可愛い女の人がお辞儀をして来た。
「お隣、良いかしら?」
「は、はい」
可愛らしい外見に似合わぬハスキーな声だが、そのギャップがセクシーに感じた。

