この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第61章 プリキー大作戦



 女の人は帽子のつばを指で持ち水面の照り返しを避ける様にした。

「とても気持ちの良いお天気ね」
「ええ、本当に」

 桃子はスマホに連絡が来るのを気にしながら返事をする。

「お嬢さんはお一人で散歩なの?」
「あ……久し振りに彼と会うんです……」

 『彼』という言葉をこんな風に使うのが初めてだ。
 口にすると、改めて嬉しさと恥ずかしさが込み上げてくる。
 女の人は柔らかい笑みを浮かべて桃子を見た。

「その彼の事、とても好きなのね」
「すっ……」

 頬からボン、と音が出た様な錯覚と同時に顔中が熱くなり、しどろもどろになりながら俯いた。

「そ……っ……ですね……はい……好……」
「可愛いわね、あなた」

 女の人は口に両手を当てて肩を震わせて笑い出した。
 桃子もつられてはにかみながら笑う。
 すると、後ろから誰かに呼び止められた。


/1955ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ