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eyes to me~ 私を見て
第61章 プリキー大作戦

美名は、俯せになりシーツを掴み、何とか身体を起こそうと試みた。すると、バランスを崩してベッドから転げ落ちそうになる。
綾波は咄嗟に美名の身体を受け止めて支えた。
美名の指が腕を強く掴んで来る。
「……捕まえ……た」
涙を浮かべた目で、泣き笑いで言う美名を、綾波は力一杯抱き締めてしまう。
「剛さ……も……何処にも……行かない……で」
「美名……っ」
美名の指が綾波の頬に触れて、やがて唇をなぞる。
「――!だ……駄目だ!美名……」
綾波は、美名を引き剥がして背を向けた。
部屋から出ようとすると、美名の切ない呼び掛けに後ろ髪を引かれ、それ以上歩を進める事が出来ない。
「剛さん……行かないで……っ」
綾波は咄嗟に美名の身体を受け止めて支えた。
美名の指が腕を強く掴んで来る。
「……捕まえ……た」
涙を浮かべた目で、泣き笑いで言う美名を、綾波は力一杯抱き締めてしまう。
「剛さ……も……何処にも……行かない……で」
「美名……っ」
美名の指が綾波の頬に触れて、やがて唇をなぞる。
「――!だ……駄目だ!美名……」
綾波は、美名を引き剥がして背を向けた。
部屋から出ようとすると、美名の切ない呼び掛けに後ろ髪を引かれ、それ以上歩を進める事が出来ない。
「剛さん……行かないで……っ」

