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eyes to me~ 私を見て
第61章 プリキー大作戦
 美名は綾波の胸に顔を埋めた。

「……菊野さんの事や……剛さんが……小さい頃の事……とか……」

「美名……」

 綾波は美名の髪を撫で、そっと口付ける。

 美名はしがみつく様に綾波に密着した。

「私……大丈夫だから……何を聞いても……何を知っても……剛さんは……剛さん……だから……」

「――」

 綾波の胸に、痛みを伴う程のいとおしさが込み上げて、その瞳には涙が浮かぶ。

 美名は、更に綾波を泣かせる言葉を続ける。

「何があっても……大好きな……剛さんだもの……」

「――っ」

 気がつけば、美名が痛がるくらいに腕に力を込めていた。

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