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eyes to me~ 私を見て
第63章 片恋の終わり

「堺ちゃん!慌てなくて大丈夫だからねっ!落ち着いて――」
「わ――っとっ」
ペコは、日比谷野音に取材でリハの時間に合わせて会場入りした。
堺は機材を抱えて後ろを歩いていたが、案の定入り口ゲートでつんのめり顔から地面に落ちる。
派手な音と悲鳴に、プリキーのピンクのタスキを掛けた応援団の若者達や、ピンクのはまじろう達が注目した。
「大丈夫ですか?」
真っ先に堺に手を差しのべて抱き起こしたのは智也だった。
「まああ!岸さんっ!」
「芝原さん、先日はお世話になりました」
「いえいえいえっ!とんでもありませんわ!
……人気のイケメン社長さんがまたテレビに出た事で、反響が凄かったのでは?」
智也は堺の鼻血を胸ポケットから出したハンカチで拭い笑って首を振る。
「まあ、以前の会見の時に比べれば大した事はありません」
「わ――っとっ」
ペコは、日比谷野音に取材でリハの時間に合わせて会場入りした。
堺は機材を抱えて後ろを歩いていたが、案の定入り口ゲートでつんのめり顔から地面に落ちる。
派手な音と悲鳴に、プリキーのピンクのタスキを掛けた応援団の若者達や、ピンクのはまじろう達が注目した。
「大丈夫ですか?」
真っ先に堺に手を差しのべて抱き起こしたのは智也だった。
「まああ!岸さんっ!」
「芝原さん、先日はお世話になりました」
「いえいえいえっ!とんでもありませんわ!
……人気のイケメン社長さんがまたテレビに出た事で、反響が凄かったのでは?」
智也は堺の鼻血を胸ポケットから出したハンカチで拭い笑って首を振る。
「まあ、以前の会見の時に比べれば大した事はありません」

