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eyes to me~ 私を見て
第63章 片恋の終わり

「そう言えば、今クレッシェンドのリハだよね」
マイカが言った。
「あ!そうだった……」
桃子がソワソワしだす。
美名はふふ、と笑みを溢した。
「私、ここで発声練習するから、二人で見に行って来たら?」
「いいの?お姉ちゃん」
「この格好じゃ目立つしね……また脱いだり着たりするのも大変だし」
「じゃ、ちょっとだけ!……控え室の前は警備隊に見張ってて貰うから!」
「お姉さん、行ってきます!」
二人はあたふたとテントを出ていく。
美名は小さな溜め息を吐いた。
「リハの時にはこのドレスじゃなくていいよ……てか、今脱いじゃおうかな?」
鏡を見ながらファスナーを下げようとするが、上手くいかない。
「あ~……脱がしてもらっていけば良かったな……桃子が戻ってきたら手伝って貰おう……」
諦めて椅子に座り、クレッシェンドのリハの音を耳を澄まして聞いていた。
マイカが言った。
「あ!そうだった……」
桃子がソワソワしだす。
美名はふふ、と笑みを溢した。
「私、ここで発声練習するから、二人で見に行って来たら?」
「いいの?お姉ちゃん」
「この格好じゃ目立つしね……また脱いだり着たりするのも大変だし」
「じゃ、ちょっとだけ!……控え室の前は警備隊に見張ってて貰うから!」
「お姉さん、行ってきます!」
二人はあたふたとテントを出ていく。
美名は小さな溜め息を吐いた。
「リハの時にはこのドレスじゃなくていいよ……てか、今脱いじゃおうかな?」
鏡を見ながらファスナーを下げようとするが、上手くいかない。
「あ~……脱がしてもらっていけば良かったな……桃子が戻ってきたら手伝って貰おう……」
諦めて椅子に座り、クレッシェンドのリハの音を耳を澄まして聞いていた。

