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eyes to me~ 私を見て
第64章 獣と獣の対決

「見ている分には豪華ですが、重いでしょうね。そんな物でもし撲られでもしたら、ひと溜まりもないでしょう」
「確かに……ハッハッハ……」
二人は互いの挙動から目を離さないまま笑った。
和やかな談笑に見えるが、一触即発の空気が張り詰めている。
「お忙しいのに突然申し訳ありません」
「いや、大丈夫ですよ……」
増本は綾波にソファに座る様に促した。
綾波が首を振る。
「すぐにおいとましますので……」
すると、受付嬢がトレーに紅茶を載せて入ってきた。
「立ち話も何ですし……さあどうぞ」
増本は、ポケットに忍ばせていた小さな紙包をそっと取り出し、綾波の目を盗みカップに素早く入れる。白い粒子は、一瞬でカップの中でその形を無くしていった。
「確かに……ハッハッハ……」
二人は互いの挙動から目を離さないまま笑った。
和やかな談笑に見えるが、一触即発の空気が張り詰めている。
「お忙しいのに突然申し訳ありません」
「いや、大丈夫ですよ……」
増本は綾波にソファに座る様に促した。
綾波が首を振る。
「すぐにおいとましますので……」
すると、受付嬢がトレーに紅茶を載せて入ってきた。
「立ち話も何ですし……さあどうぞ」
増本は、ポケットに忍ばせていた小さな紙包をそっと取り出し、綾波の目を盗みカップに素早く入れる。白い粒子は、一瞬でカップの中でその形を無くしていった。

