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eyes to me~ 私を見て
第64章 獣と獣の対決

増本は何度も頷きながらソファの周りをぐるぐると歩き回る。
「はっ……ぼ、僕だとしたら何なんです?コンビニに行く事がそんなにおかしいですか――!?」
「貴方の行動を、プロに調べさせました」
被せる様に綾波が言う。増本は立ち止まった。
「……見てください、写真の日付と時間を」
増本は、写真を一瞥すると、苛立った声を出した。
「この日付と時間が何だって言うんですか!」
「これも良く見ていただきたい」
綾波は立ち上がり、長い指に一枚の紙を挟み、増本の鼻先に突き付ける。
マンションに送られてきた嫌がらせのファックス文書だった。
紙の上部に記載されている日付と時間は、増本が映る写真のそれと合致している。
「はっ……ぼ、僕だとしたら何なんです?コンビニに行く事がそんなにおかしいですか――!?」
「貴方の行動を、プロに調べさせました」
被せる様に綾波が言う。増本は立ち止まった。
「……見てください、写真の日付と時間を」
増本は、写真を一瞥すると、苛立った声を出した。
「この日付と時間が何だって言うんですか!」
「これも良く見ていただきたい」
綾波は立ち上がり、長い指に一枚の紙を挟み、増本の鼻先に突き付ける。
マンションに送られてきた嫌がらせのファックス文書だった。
紙の上部に記載されている日付と時間は、増本が映る写真のそれと合致している。

