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eyes to me~ 私を見て
第64章 獣と獣の対決

「西野さん……血が……血が……!」
受付嬢が、蒼白を通り越し、真っ白い顔色になったと同時に卒倒した。
「君!大丈夫か!……誰か、誰か手を貸してくれ」
守衛が受付嬢を抱えてあたふたと部屋を出て行く。西野は冷ややかに見つめていた。
「大丈夫かって、おかしな問い掛けよね。大丈夫じゃないから……辛いんじゃないの……」
「未菜――?」
増本が震える声で呼び掛けた。すると、西野は怒りにたぎる目を彼に向ける。
「あんな風に倒れる事が出来るならまだ気が楽よ!
それさえも許されない人間は……どうしたらいいのよ!」
「未菜……どうしたんだ……何を言いたい?言いたい事があるなら、僕に話してくれ……自分を痛め付けるのは、止めてくれ!」
綾波は、増本を押さえながら口を歪める。
「おい……そっちの話も色々とあるかも知れんが……後にしてもらえないか」
受付嬢が、蒼白を通り越し、真っ白い顔色になったと同時に卒倒した。
「君!大丈夫か!……誰か、誰か手を貸してくれ」
守衛が受付嬢を抱えてあたふたと部屋を出て行く。西野は冷ややかに見つめていた。
「大丈夫かって、おかしな問い掛けよね。大丈夫じゃないから……辛いんじゃないの……」
「未菜――?」
増本が震える声で呼び掛けた。すると、西野は怒りにたぎる目を彼に向ける。
「あんな風に倒れる事が出来るならまだ気が楽よ!
それさえも許されない人間は……どうしたらいいのよ!」
「未菜……どうしたんだ……何を言いたい?言いたい事があるなら、僕に話してくれ……自分を痛め付けるのは、止めてくれ!」
綾波は、増本を押さえながら口を歪める。
「おい……そっちの話も色々とあるかも知れんが……後にしてもらえないか」

