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eyes to me~ 私を見て
第65章 castle in the air

「コーラを五つ、ジンジャーエール二つ、エビアン十本……あ、アイスミルクティーも下さい」
桃子とマイカ、三広と亮介は、イベントに出店している屋台に買い出しに来ていた。
「はいよっ!」
主人が元気に返事をした。氷やジュースをコップに手際よく注ぎ入れ、出来上がった分から渡していく。
「つめた――っ」
桃子は、指から伝わる心地よさに一瞬頬を緩めた。が、気を失い救護テントで横になっている美名の事を思い、表情を曇らせる。
次から次へと入場者が増えていく。
倒れた美名の事を考え、中止をした方が良いのではという意見も出た。話し合いの結果、智也がライヴの決行を決断した。予定より十五分程遅れて開場している。
「桃子ちゃん、持つよ」
亮介が桃子からコップを受け取り、器用に四つ持つと、
「先にこれテントへ持ってくよ」
と駆けて行った。
桃子とマイカ、三広と亮介は、イベントに出店している屋台に買い出しに来ていた。
「はいよっ!」
主人が元気に返事をした。氷やジュースをコップに手際よく注ぎ入れ、出来上がった分から渡していく。
「つめた――っ」
桃子は、指から伝わる心地よさに一瞬頬を緩めた。が、気を失い救護テントで横になっている美名の事を思い、表情を曇らせる。
次から次へと入場者が増えていく。
倒れた美名の事を考え、中止をした方が良いのではという意見も出た。話し合いの結果、智也がライヴの決行を決断した。予定より十五分程遅れて開場している。
「桃子ちゃん、持つよ」
亮介が桃子からコップを受け取り、器用に四つ持つと、
「先にこれテントへ持ってくよ」
と駆けて行った。

