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eyes to me~ 私を見て
第65章 castle in the air

「全く、しょうがないヤツだよな……こんな可愛い恋人を心配させるなんて」
祐樹が、ふと真顔になり真剣な眼差しを向けるので、美名はドキドキしてしまう。
「よっく言うよ!お前だって、ほなみちゃんや俺らに散々気を揉ませた事があるでしょ――?」
三広は鼻血が止まったらしく、晴れ晴れした顔で祐樹の背中を指で突っついた。
「あれ、そうだったっけ?」
祐樹は舌を出した。
「き――っ!お前、リーダーの俺がっ!今までどれだけ苦労してきたと――!」
三広が祐樹を追いかけ回し、テントの中で運動会が始まってしまう。
健人を始め、他の男子がまだ応援コールをする中で、桃子とマイカは飽きてしまい、テレビ画面を見つめて肩を竦めた。
「本っ当、男のひとって、バカみたい」
マイカは、血管が切れるのではないかと思う位に、額をピクピクさせながら叫ぶ健人を見てボソリ、と呟いた。
「そうだよね~」
桃子も頷き、祐樹とじゃれ合う三広を見る。
祐樹が、ふと真顔になり真剣な眼差しを向けるので、美名はドキドキしてしまう。
「よっく言うよ!お前だって、ほなみちゃんや俺らに散々気を揉ませた事があるでしょ――?」
三広は鼻血が止まったらしく、晴れ晴れした顔で祐樹の背中を指で突っついた。
「あれ、そうだったっけ?」
祐樹は舌を出した。
「き――っ!お前、リーダーの俺がっ!今までどれだけ苦労してきたと――!」
三広が祐樹を追いかけ回し、テントの中で運動会が始まってしまう。
健人を始め、他の男子がまだ応援コールをする中で、桃子とマイカは飽きてしまい、テレビ画面を見つめて肩を竦めた。
「本っ当、男のひとって、バカみたい」
マイカは、血管が切れるのではないかと思う位に、額をピクピクさせながら叫ぶ健人を見てボソリ、と呟いた。
「そうだよね~」
桃子も頷き、祐樹とじゃれ合う三広を見る。

