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eyes to me~ 私を見て
第65章 castle in the air

「ふふ……」
美名は思わず笑ってしまった。すると、桃子がビシッとテレビを指差して言う。
「本当に、笑い事じゃなくて!この騒ぎだって、綾波自ら首を突っ込んだんでしょ?西野未菜が色々と不審なのは知ってるけど、わざわざ危ない目にあいにいかなくてもさ!プロにまかせて、後は放って置けばいいの!
どーせ、奴の事だから『俺が美名を守るんだ』とか言っちゃって、突っ走ってるんでしょう?
でも!男が無茶をしてる間、女はどうしたらいいのよ!
心配ばかりかけて楽しいのかしら!いい迷惑よっ!」
桃子の熱弁が次第にヒートアップする。美名は"まあまあ"と頭を撫でて宥めた。
すると、MOIのビルの玄関に、警備員の男性が出てきて一礼する映像が映し出される。
報道陣が色めき立った。一斉に警備員に詰め寄りフラッシュを焚きながら質問を浴びせる。
「中の様子はどんな感じなんでしょうか?」
「西野さんは、大丈夫ですか?」
一斉に口を開く記者達に、警備員は、両手を広げ制する様な仕草をした。
美名は思わず笑ってしまった。すると、桃子がビシッとテレビを指差して言う。
「本当に、笑い事じゃなくて!この騒ぎだって、綾波自ら首を突っ込んだんでしょ?西野未菜が色々と不審なのは知ってるけど、わざわざ危ない目にあいにいかなくてもさ!プロにまかせて、後は放って置けばいいの!
どーせ、奴の事だから『俺が美名を守るんだ』とか言っちゃって、突っ走ってるんでしょう?
でも!男が無茶をしてる間、女はどうしたらいいのよ!
心配ばかりかけて楽しいのかしら!いい迷惑よっ!」
桃子の熱弁が次第にヒートアップする。美名は"まあまあ"と頭を撫でて宥めた。
すると、MOIのビルの玄関に、警備員の男性が出てきて一礼する映像が映し出される。
報道陣が色めき立った。一斉に警備員に詰め寄りフラッシュを焚きながら質問を浴びせる。
「中の様子はどんな感じなんでしょうか?」
「西野さんは、大丈夫ですか?」
一斉に口を開く記者達に、警備員は、両手を広げ制する様な仕草をした。

