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eyes to me~ 私を見て
第65章 castle in the air
 真理は、由清の肩をガッチリと抱いて、親指を立ててみせた。

「そういう事だ!ワハハ!」

「うん……ありがとう、真理君。私も、何もかも上手く行くって、信じる……」

「うっ……うんうん!そうだそうだ!信じる力が奇跡を生む――!」

 美名の笑顔に、真理が照れている。そして由清の尻をバシバシ叩いた。

「ぎぇっ……ま、まこっ……分かったがら……やめれ」

「アハハハ!本当、今日は面白いライヴになりそうだね!」

「そうだね――!皆面白いキャラ勢揃いだからな――!キャッホー!」

 祐樹と髑髏川は、手を繋いで身体を伸ばして笑った。

「猫さん、珍しくテンション高い!」

「俺らも負けずに行こーぜ!」

「うお――!」

 豚彦と暗黒と瞬ががっちり肩を組み、声を上げる。

 にわかにテントの中が盛り上がって来つつあったその時、誰かが外から声を掛けてきた。

「もしも――し……お早うございます」

 皆、聞き覚えのあるその声にギョッとする。

「えっ……」

「まさか!」

「ヤモリさん――――!」

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