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eyes to me~ 私を見て
第65章 castle in the air




 増本は、丸い目に涙を溜めていた。それを認めた未菜は唇を震わせる。



「なんで……あんたが泣くのよ……」

「俺に何か出来る事があるなら何でもする……だから」

「何でもする、ですって?」



 未菜は、一瞬俯いて、何かを呟いたが、小さな声は増本に届かなかった。

 未菜は綾波に向き直る。



「あんた……聞いたわよね私の……」

「お前が奴に言えないなら、俺が代わりに伝えてやろうか?

惚れた男に想いを告げるのが恥ずかしいとは……天下の西野未菜も、意外と気が小さいな」

「なっ……」



 未菜は、怒りをその目にたぎらせ、硝子の切っ先を綾波の頬に宛がった。

 瞬間、血が未菜の頬に散り、部屋の青い絨毯に赤い点が刻まれる。



「う、うわあ―――――未菜――っ」



 増本が絶叫した時、ドアが開け放たれ、警官隊が突入してきた。





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