この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第65章 castle in the air




「西野君が最初にここに来た日の事を、よく覚えています」



 警備員が遠い目をした。



「え……?」



 堺が、綾波の手を擦りながら警備員を見た。



「グレーのブレザーの制服姿の西野君は、増本さんと一緒にあの日、やって来ました。彼女はキラキラ輝いてましたね。私にも元気に挨拶をしてくれました。ですが、何時間かして、このビルから帰る時の彼女の表情は……別人の様に虚ろで……」



 智也と、堺とペコは神妙な面持ちで話を聞いていた。



「西野君に初めて会った時の、あの笑顔を、それから見ることはありませんでした……彼女は、顔を会わせるたびに挨拶をしてくれましたが……

 日に日に、何て言うんですかね、目付きがキツくなっていくんですよ。

 娘と同じ年頃の子なんですけど……何だか切ないです……この世界によって、彼女が狂ったならば、身を引いた方が、いいのかも知れませんね」





/1955ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ