この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第66章 eyes to me~私を見て




「本当に今日は、楽しかった――!また、会いましょう――!」



 美名がマイクで叫ぶと、応えるかの様に大きな拍手が起こった。

 全員で横並びになり、手を繋ぎ、深く深く礼をする。

 美名は、感激と高揚で、下を向いた瞬間に大粒の涙を溢した。



「美名ちゃ――ん!」

「西くん――っ」

「美名ちゃん――ありがとう!」

「ボンバー!」

「ヤモリさ――んっ」

「猫さ――んっ」

「王子―――!キャアアア」

「野村く――ん!亮介く――ん!根本くん――!」

「西く――んっ!」

「志村さん――!

大室さん―――!」

「真理ぉ――――」

「美名ちゃ――ん――」

「ありがとう――!」



 黄色い声や、太い声に、幼い子供の声。

 名も知らない人々が、今日、この場限りの自分達の演奏に拍手と声援を送ってくれている。

 そして、繰り返される、「ありがとう」という言葉。

 美名は、皆と共にステージから手を振りながら、涙を溢れさせながら心の中で幾度も叫んだ。



(ありがとう……本当に、ありがとう、て言わなくちゃならないのは……私の方だよ……ありがとう……!)

/1955ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ